GM - General MIDI
GMとは
GM (General MIDI)とは、音色マップとコントロールチェンジを定めたMIDIの統一規格である。
制定の経緯
GMが制定される前、MIDIの音色マップやコントロールチェンジはMIDI音源のメーカーや機種毎に違っており、他の製品とは基本的に互換性が無かった。これを解決するために、1991年にJMSCとMMAによってGMが制定された。(MIDIの規格化は1982年)
上位互換の規格
GM以外の規格としては、ローランドが推進しているGSや、ヤマハが推進しているXGなどがある。ほとんどの規格がGMを拡張した規格であるため、GMからみれば上位互換の規格である。
現在はGMの拡張規格であるGM2がある。しかし、ブロードバンドの普及により、演奏データのMIDIではなくMP3など「音」そのものの配信が手軽にできるようになったことや、GMにおけるSC-55mkIIのような標準音源がないこと、GM2で規格されている項目が、GSやXGより少なく、GS/XGのほうが表現豊かな演奏データを作成できるという理由から、GM2はほとんど普及していない。
GMの問題点
前述のような理由で定められた統一規格ではあるが問題点もある。GM規格では音色の並び・コントロールチェンジの種類が決められているが、音色そのものについてやコントロールチェンジによる変化量などについては、各MIDI音源メーカーの独自性が損なわれる可能性があるとされ、厳密には定められていない。そのためGM規格に準拠したデータであっても、作者の意図したように再現されない可能性も少なからずある。
その他にも、最大同時発音数が後発の機器であるほど増やされていることや、エフェクトや音量の変化量などが各社で異なること、ユニバーサルエクスルーシブなどの拡張機能への対応の有無など問題は多く、十分とは言えないことも多い。